サードアルバム [ HOME ISLAND ] 〜 録音部屋より

初の全国リリースとなるサードアルバム[ HOME ISLAND ]。
アコMの沖縄らしさを感じさせる曲作りを考える事で、
いつもながらの自分達のサウンドの中にそのフレイバーを漂わせ、
洋楽をベースとしながらも、今ここに暮らし音楽活動を続けている
私達にとっての、沖縄っぽさが出せるのではと思いました。
それは例えば、最近興味を持ち始めた琉旋律であり、島の言葉であり、
また自然や風景、時間や日常、そして等身大の想い、など。
やさしい風に吹かれる時のように、流れる音楽が自然に心に触れるなら
私達の感じているHOME ISLANDを想い描く入り口になるのでは。
今回ナチュラルなアレンジとサウンドが、初めてアコMを聴く人に
馴染みやすく入りやすい、そんなアルバムになったと思います。

   

[ HOME ISLAND ]

アルバム収録曲について

今回はライナーノーツ最後のページに、各曲への想いという事で、楽曲の生まれた背景や曲についての紹介文が
掲載されています。そこで、ここではもう少し、楽屋裏的な「録音部屋」の様子から、楽曲をより身近に感じて
もらえるようにと考えます。、、、ようこそ、HOME ISLAND へ。

  1. てぃんさぐぬ花
    かつてCM用にアレンジし、ファーストにも収録した曲。ライブ、録音と演るたびにアレンジを少しづつ
    変えて来た一曲ですが、今回はアカペラからの入り。洋楽がベースの自分達らしい世界を持たせる事が
    出来たと思う。もしライブで演奏しつづけるなら、歌詞的にはたくさんの既存の方言詩と新しい英語詩を
    もっと考えて、其の時々で歌いわけたいなと思う。

  2. My Little Home Island
    第一回浦添音楽祭で選ばれCD化された曲(1994)。ファーストにもスローなバラード(デュオ)で収録。
    初めてオリジナルで沖縄を意識した楽曲です。知名勝は琉球音階に初トライ。知名ますみは島への等身大の
    愛着を歌詞に。歌とギター、それぞれのメロディーが重なりあい、交差しあい、美しく流れていく曲。
    今回の新しいアレンジでは、レゲエのリズムで明るく軽やかに、南国の島が思い浮かんで来るようなそんな
    サウンドが、暖かな想いを伝えてくれると思う。

  3. 天かける銀の鳥
    知名ますみが初めて琉球音階を意識して作った曲。沖縄の夏の夜、南の星空に輝く白鳥座。
    夜空を見上げながら気づいた愛しい人への想いをその銀の星の鳥に例え、愛を託す、、。
    恋愛だけでなく、心にある大切な人への愛を形にするなら、それは全てラブソングになる、、、
    いくつになっても心配してくれる親、いつもやさしかったおばあちゃん、何のためらいもなく胸に
    飛び込んで来る我が子、導いてくれた師、理解し力になろうしてくれる友人、その大切さに気づく瞬間
    愛を感じるのだと思う。

  4. 星のささやき輝き
    沖縄で生まれ育ちずっと暮らしている私でさえ、沖縄のさらに離島の美しい星空に出会った時の感激が
    すぐ歌を作らせてくれました。いくつもの美しい星空を見て来たけど、この満天の、輝く音さえ聞こえて
    きそうな素晴らしい星空、それがすぐ近くに、、、触れてしまいそうな程に。
    そしてその無数の星達の中に小さな自分もいて、、。実は、いつか自分がひとりで演奏し歌うための一曲
    として、知名勝にシンプルなアレンジを頼み練習を、と思っていたのだけれど、何故か「自分には作れない
    楽曲の分かりやすさがいい」との知名勝評で、アコMでの演奏が実現した曲なのです。自分で弾くとなると
    やはりシンプル一筋とはいかなかったようですが。

  5. Mother Nature
    このアルバムの目指す、分かりやすくポップで沖縄フレイバーな、でもアコMらしさもある、、という事を
    考えて、このアルバムのために作った一曲。片言だけど自分達の側にある島の言葉を少しと、慣れ親しん
    だ洋楽の言葉とをひとつの歌の中に溶け込ませる事を試してみた。緩やかに流れる時間の中、与えられた
    小さいけれど母なる島で、Mother Nature 〜 母なる自然に包まれて。大きくゆったり生きづくものを意識
    する。いろいろな音楽が良い意味でチャンプルーに混在、共存できる沖縄で、Mather nature を感じる
    事の出来るここに暮らし音楽活動を続けている喜びが歌になったのかも知れない。

  6. K's Song
    Kは名前のイニシャル。自分の道を見つけた時、突き進んで行く時、そんなあなた「K」にエールを送ろう。
    支えてくれる友達、夢を語る時間はいつもあなたの側に。自分を見失いそうな時、挫けそうな時、私達が
    必要なら、あなたのためにあなたの歌を歌ってあげるから、、。
    二人目の娘が生まれた時、この子の為に作った曲。これまでの洋楽出身のアコMとしては、オリジナル曲の
    中の代表曲。メロディー、アレンジ共に、自らもまた深いアコMファンも認める名曲です。

  7. 瞳の向こうに
    テレビなどで流される数々の映像の中に、世界中の様々な境遇に生きる子供達の姿が映し出される。
    辛く苦しい暮らしの中に居るはずの子供達でさえ、澄んだきれいな瞳で子供らしい笑顔や表情を見せている
    彼らのその大きな瞳はとても印象的で私達の心を惹き付ける、、、。画面に映る瞳の向こうに、人の心を、
    惹き付けるのです。

  8. Let's
    いろいろな音楽が溢れるここでは、歌うような言葉、踊るようなリズムを生活の一部のようにいつもどこか
    身近に感じている。祭りのような躍動感と一体感を音楽の中に・・・
    それはストレートに鳴り響き、心を解放してくれるものである。
    ちなみに、ギターアレンジが先で、アドリブでメロディーを作り、歌詞をのせた。ライブ的なアコMらしさも
    解放的な沖縄ならでは、なのだろうか。

  9. 愛さよ切なさよ
    「愛さよ」という沖縄の言葉は、とても清らかで純な、そして奥深い響きに聞こえます。
    時代や年齢も越えて、恋のかたち、愛のかたちはいろいろでも、この言葉ならどんな想いも表現して
    くれそうな気がします。この曲も最初は、自分が歌うというより誰か女性に歌って貰えたらと思って
    作ったのですが、知名勝アレンジの段階で、「こんな曲もアコMでやろう、良い曲だ」との懐の広い?
    判断により、アルバムに追加される事になった楽曲です。自己アレンジも気に入ったようでした。


    今回のサードアルバム[ HOME ISLAND ] に収録された楽曲は、知名ますみの作品が結果的に多く
    なりました。ポジティブに言えば、歌い手の私が書く曲はとても分かりやすく一緒に口ずさめる
    歌であること。そのあたりがアコMふたりの共通の意見として残ったかたちです。そして、そこに
    知名勝の程よい、アレンジと(歌を生かすように気を使ったとのこと)ギタープレイが、ナチュラルで
    気負わない今回のアコMサウンドを生み出したと思っています。これはまた次への一歩です。

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